うどんはお昼に食べる
基本的に「うどんはお昼に食べるもの」です。
多くのうどん屋の営業時間は、昼前から昼過ぎにかけてのみ。
日曜定休も多いです。
ただし、若葉屋から徒歩5分のところにあるうどんバカ一代は朝6:00〜夕方18:00まで、ほぼ年中無休で営業していますので、朝うどんにおすすめです。
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始などはご近所での混雑を避けるために、あえて臨時休業するところもあるので、営業日を確認しましょう。
無理はしないで!
少しでもたくさんのうどん屋をめぐろうとして、閉店間際に駆け込む観光客も多いですが、おすすめしません。
閉店間際や、お昼のピークタイムを外すと、うどんを茹で上げてからしばらく作り置きしているうどん屋もあって、讃岐うどん本来のコシが味わえなくなってしまうからです。
そもそも、満腹の状態にうどんをさらに流し込んでも、美味しさがわからなくなってしまいますしね。
製麺所だから、うまい!?
「製麺所=そこでうどんを作っているから、うまい!」というイメージがあります。
では逆に、店名に「製麺所」とついていないうどん屋は、うどんを他から仕入れて提供しているのでしょうか?
そんなことはないのです。
香川ではほぼすべてのうどん屋が、そこでうどんを作っています。
製麺所とは本来、食品工場であって、うどんやそばや中華麺などを製麺し、それをスーパーや給食センターや一般飲食店などに卸す業態のことです。
そのうちの一部の製麺所は、敷地の一部に飲食スペースを設けている、というわけです。
ですので、製麺所か否かにこだわらずに、お気に入りのうどん屋を発掘してみてくださいね。
讃岐うどんといえば、丸亀市とさぬき市なの!?
「『讃岐』うどんの本場は『さぬき市』だろう」
「あの○○製麺があるぐらいだから、本場は『丸亀市』だろう」
そんなことはないんです。
讃岐うどんの「讃岐」とは、今の香川県の旧国名、「讃岐国(さぬきのくに)」のことであって、香川県全域を指します。
一方、現在のさぬき市は2002年に合併してできた市の名称であって、現さぬき市域だけが「讃岐」というわけではありません。
また、○○製麺は丸亀市発祥ではなく、兵庫県内で誕生した外食チェーン企業が、自社のうどん店ブランドに、香川県の地名を使っているものです。
したがって、讃岐うどん巡りで丸亀市やさぬき市にこだわることなく、香川県全域でうどん巡りを楽しんでくださいね。
2021/7/30更新