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収支分析2021 Income & Outgo

おしごと Owner's Works

宿泊分析2021ではそのタイトルどおり、宿泊について分析してみましたが、続編である今回は収支について分析してみました。

ご覧のように、収入は2019年から2020年にかけては半減し、2021年はやや回復しました。

ただこの収入には補助金などを含んでいますので、売上だけで見ればもう少し大変です。

一方、支出については2020年に減少したものの、2021年は2019年とほぼ同額と強気。

営業利益は2020年、2021年ともにかろうじて黒字で耐えています。

収入を詳しく見ていきます。

ご覧のとおり、2021年は35%を補助金などが占めました。

コロナ禍の影響をもろに受けている小規模事業者はやはり、こんな感じになるのではないでしょうか。

コロナ後にしっかりと稼げるようになれば、また真面目に納税させていただきます。

支出もがらりと変わりました。

(支出のうち、毎年3割強が減価償却費なのですが、ここでは見にくくなるので省略しています。)

2019年の15%を租税公課が占めています。

うっかり、2018年に消費税課税事業者となってしまったのは大失敗でした。

一方、2021年は前年の売上がかなり少ないため、租税公課はわずか2%と激減です。

そして、2021年に約4割を占めたのが広告宣伝費。

補助金を活用して、公式サイトをリニューアルました。

公式サイトは宿の顔であり、営業マンです。

「おー、すげー」という第一印象はないかもしれませんが、若葉屋らしさが伝わって、且つ、私が自分で更新し続けられるサイトをと、何度も打ち合わせしながら、こだわって作っていただいたものです。

長く愛用させていただきます。

さて、2019年と比べて金額、割合ともに激減しているものにリネン費(17%→6%)と販売手数料(11%→4%)があります。

お客さんが少なければ当然、リネンの利用は減り、OTAに支払う手数料も減りますね。

一方の消耗品費(11%)。

金額も割合も、ほぼ減っていません。

これも一部、補助金を活用しながらWi-Fiルーター、ミニ座卓、炊飯器、敷き布団など、館内の備品を積極的に買い替えたり、新たに購入したりしています。

開業当初は費用を抑えた購入を優先していましたが、ここ最近は使い勝手の良さや耐久性で備品を選んでいます。

最後にもうひとつ、金額、割合ともにほぼ変わらない支出が寄付金(6%)です。

クラウドファンディングや会費も、寄付の意味合いが強いものを一緒にご紹介します。

  • 高松市消防団東部分団 地域のために働く人たちに協力します。急な出動、いつもご苦労さまです。
  • 公益社団法人セカンドハンド 主にカンボジアでの教育支援や自立支援を行っている団体。私にとっての国際協力の入口で、高校生でボランティア活動、大学生でスタディーツアーに参加させてもらいました。
  • 香川県立三木高等学校後援会 私の母校です。三木高生に幸あれ!
  • 一般社団法人街角に音楽を@香川 10年間離れていた高松に私が戻ってきたとき、この団体が主催する音楽や大道芸のイベントを見て、高松が明るくなっていると感じました。今や高松のまちの文化の一翼を担っていると、私は思っています。
  • 一般社団法人へんろみち保存協力会 2019年、若葉屋でのお遍路さんの宿泊はのべ100人泊に上りました。私たち親子含め、お遍路さんのほぼ全員が、この団体が編集する遍路地図を持って歩きます。道中にはこの団体が整備した橋や標識を多く見かけます。
  • 株式会社日本ドルフィンセンター 以前、息子と一緒にトレーナー体験をさせていただきました。以来、高松以東へ車で向かわれるご家族にご紹介しています。この施設には単なる観光地以上の存在意義があると私は(勝手に)思っていて、微力ながら応援させていただきました。
  • 一般社団法人アーキペラゴ せとうちクリーンアップフォーラム 瀬戸内の海はごみがないほうが絶対にいい。ただそれだけです。
  • 川中神社 若葉屋から徒歩10秒で着く神社。近所の方がいつも清掃したり、小さいながらも祭りの準備をしてくださっています。今年もどんと焼きでお餅を焼いて食べました。
  • ふくいこどもホスピスプロジェクト 高校時代の仲間ががんばっています。必要とする家族のための場所ができることを祈っています。

若葉屋では売上の一部を、私の個人的な思いから、これらの団体などへの寄付に回しています。

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