一旦、休止

今日は、養蜂研修と、その後のKeur Modo Diao村での
養蜂箱製作で使った型枠を、講師Babacar氏の
住む、Keur War村へ返しに行ってきました。
鉄製の型枠なので、かなり重いのですが、これに加えて、
Kayemor村で採蜜と養蜂箱の引越しをしたがっている
Moustafa氏に貸し出す防護服や燻煙器など、
一連の養蜂道具もバイクにくくりつけます。
出発。

メディナサバ村から国道を北へ15kmぐらい行ったところに、
Kayemor村行きの乗り合いタクシーがいるので、その
運転手に養蜂道具を預けて、Moustafa氏に渡してもらいます。
Kayemor村は遠いので、今日は自分では
行かずに、こういう手段を使ってみました。

さらに北へ進んで、県庁所在地Nioro市。
同期隊員に頼まれていたJICAカレンダーを
これまた、人づてに渡します。

そこから西へ折れて8km、聖地Prokhane村。
ここで舗装道路とさよならし、南へ行くと、
やっと、Keur War村に着きます。
ところが道に迷い、えらく時間をかけて、到着。
こんなもんです。

着くと、Babacar氏はちょうど一昨日、採蜜を
したようで、その蜜絞りをしていました。

取った蜂の巣を切り刻んで、それを、ふたを
閉めたバケツの中に入れます。
そのまま日光の下におきます。
すると、蜜が熱でやわらかくなって、巣から
流れ出て、バケツの底に貯まっていきます。


それを布でこしとります。


瓶詰めして250g=1,000FでProkhane村で販売します。
1kg換算すると4,000F/kgなので、伝統養蜂で採れる
蜂蜜1,800F/kgと比べるとめちゃくちゃ高いです。
それでも、すぐに売りけれるそうです。
州都Kaolack市や、県庁所在地Nioro市まで
売りに行くまでもなく、近くのちょっと大きい村、
Prokhane村で売り切れてしまうのです。

養蜂箱を4つ持っていて、それぞれ年2回の採蜜。
おそらく、年間で19万F近くの売り上げになって
いると思われるので、かなりいい収入源です。

Babacar氏に、改めて、養蜂の専門的なことを質問しました。
かれこれ、2時間ぐらい、ずっと、養蜂の話をしていました。

先日、養蜂箱を久々に開けたのに、まったく蜂蜜が貯まって
いなかったElHadji氏に俺は「待つしかないね、インシュアラー
(神のみぞ知る)!」と言い放ってきましたが、Babacar氏に
相談すると、「おそらく、蜜を集めずに食べるだけのニセマル
ハナバチが繁殖してしまっているのではないか。このニセ
マルハナバチを追い出すには~。」と、解説。
直接、電話でElHadji氏にも教授してもらいました。

Babacar氏ほどは養蜂のことを知らずに、村人の養蜂を「支援」
している自分がまるで、詐欺師のような気分がしてきました。

昼ごはんをいただいて、帰宅。

これで、一旦、活動はお休みします。
これまでも、最長2週間、メディナサバ村を空けたことがあり
ますが、明日から1ヶ月弱、村を空けて、遊びに行ってきます。
Dakar→Thi?s→Saint Louis
→Dakar→Cape Verde(海外)→Dakarです。

Dakarに戻ってきた数日後には、母と妹が日本から来ます。
二人を連れて、久々のメディナサバ村に戻るのは2月24日です。


向かいの大家さんの犬、ザッピー。
留守番、頼んだぞ。

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