養蜂研修3日目

養蜂研修最終日です。

ドラム缶から加工してもらった、養蜂箱のふたの寸法が
合わず、金属加工屋で手直しをする必要が出てきて、
朝8時にそれが終わっている、という約束。

金属加工屋、8:00。
誰も居ない。。。

加工屋のMatar氏に電話をしたら、その電話で起きたもよう。
結局、加工が完成したのは10時前。
ちなみに、研修3日目は9:00開始です。
昨日の価格交渉では1,500FCFAでしたが、Matar氏が
寝坊をしたので1,000FCFAしか払いませんでした。
相変わらず、腕はいいんだけど。
溶接をせずに鉄板をつなぐとか、すごい。

また、昼食の食材のために前日に予約していた肉屋。
9:00の時点でも開店せず、隣村で購入しました。

「どいつもこいつも!」と思いながら、10:30ぐらいにNdiawara村に
着くと、今日もすでに全員集まっていて、研修は始まっていました。


セメント製養蜂箱も型枠から既に出されて、
遅れて持ってきたふたをかぶせて、完成。

それを、馬車で隣村、Ndiagn?ne村へ運びます。


Ndiagn?ne村に到着し、さらにブロックを
積み、設置予定場所へ運びます。
写真右下の少年の表情よ。


講師Babacar氏(写真左)のアドバイスのもと、
設置場所を決定し、下草を刈ります。


ブロックを積み上げて、足場を作ります。
養蜂箱をある程度高くして、作業しやすい高さにするためです。
また、雨季に洪水になってもある程度大丈夫です。


水平器で水平を取ります。


設置完了。
右下の穴から、蜂が出入りします。


蜂群捕獲用の、木製養蜂箱は木に設置します。


ふたたび、歩いてNdiawara村に戻ったのですが、その途中、村人が
あのバオバブの木には大きな蜂の巣があると教えてくれました。
普段はバイクで走る道を、村人と同じように歩きながら、
こうやって村人がいろいろ教えてくれます。
いろんな木のこと、農機具が改良されて農業が楽で、大規模に
なったこと、若い頃は歩いて県庁まで行っていたという昔話など。


Ndiawara村に戻り、3村の養蜂家たち6人で、養蜂組合の運営、
役員の選出、組合費や共有資材の管理について話し合います。

養蜂家
「まずは、少ない養蜂箱で養蜂をし、蜂蜜を売ってお金をため、
たまったお金でさらに養蜂箱を増設し、各村5箱まで増やそう。
でも、さらに組合費が増えていったら、やっぱり、その
お金がほしいし、それをもらう権利がある。
どうやって分配しようか、Meissa?」


「組合は俺の組合ではない。みんなの組合。だから、その
お金をどう使うかは、みんなで考えればいいんじゃない?」

養蜂家
「そうか!じゃぁ、お金がたまったら、村の発展のために使おう。
学校を建てたり、商店を開いたり、
井戸を掘ったり、モスクを改築したり。」

もちろん、そんなに簡単にはいかないし、理想論に
過ぎないといえば、そうかもしれません。
しかし逆に、理想を持たない未来もつまらないものです。

こうやって、小さな養蜂組合ができました。

まずは来週火曜日、今度は講師抜き、研修で学んだ
村人たちの手によって、まだ養蜂箱を持たないもう一村、
Keur Modo Diao村で養蜂箱を作るということになりました。

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