さて、10月はずっと任地を離れていた分、
ここ数日で一気に村を回ってきました。
Mbap、Pakala、Sangap Thiamene、Hamdallaye
Thiamene(不在)、Youna(不在)、Falifa、Keur Modo Diao、
Ndiagnene、Ndiawaraと、10ヶ村。
Mbap村のMady Cisse氏の養蜂箱。
6月に設置して以降、様子を見るたびにおびただしい数の蟻の
巣窟となっていて、何度掃除しても、すぐに蟻が戻ってくる有様でした。
しばらく、中のカートリッジを取り出してふたも開けっ放しに
していましたが、先日、Mady氏から「雨季も終わったことだし、
再設置してみた」という報告を受け、見てきました。
再設置から2週間ぐらい経っていますが、蟻の姿はありません!
あの蟻の大群は雨季のせいだったのでしょうか。
あとは蜂群が入るのを待つのみです。。。
Keur Modo Diao村のDjibril Diagne氏の田んぼ。
彼も養蜂箱を持っています。ぼちぼち、採蜜します。
その彼は今年、初めて、稲作に挑戦しました。
この地域の流行に乗ってみたわけです。
少雨のため、各地で全滅している田んぼ
ですが、彼はある程度、収穫ができそうです。
「初めての稲作で、この稲穂の状態で刈り取っていいものか
よく分からない。数本摘み取って、先輩稲作農家に見て
もらって判断を仰ぐ」と言っているところ。
さて、本題です。
※以下、グロ画像注意※
11月7日、本日はイスラム教の犠牲祭、Tabaskiです。
今日一日で、世界中で何頭の羊たちが天に召されたことか…。
「Tu viens à la maison à 10H(10時にうちにおいで)」と、
出動指示メールを携帯に送ってきた、Medina Sabakh
村内のAmat Seck宅に行ってきました。
屠殺は家の男たちでするのですが、このお宅では村のイマーム
(イスラム聖職者)に来てもらって、その役を果たしてもらいました。
「本当は自分たちでさっさとやってしまいたいんだけどさ、イスラムの
掟とかさ、ご近所、親戚づきあいとか、いろいろあるわけよ」と、
Amat氏はやや面倒くさそうに話していましたが。
じゃーん。
イマームがアッラー・アクバル(アッラーは偉大なり)を唱えた後、屠殺。
この写真を撮った時点では、まだ息がありました。
首の下に掘った血受けの穴に血が、ぴゅーぴゅー入っていきます。
とりあえず、屠殺の瞬間は撮影を自粛してみました。
後ろ足に傷を入れ、そこに息を吹き込みます。
こうやって、皮と肉の間に空気の層を作って、
皮をきれいに、早く剥げるようにします。
羊がどんどん、風船のように膨らんでいきます。
ちなみに、2つついている袋はきんたまです。
手際よく、どんどん、皮を剥いでいきます。
手前の黒シャツの兄ちゃんに、「どうして、屠殺や解体は
男しかしないの?」と聞いてみたら、「だって、女の子がこんな
ことやったら、すぐ泣いちゃうだろ(笑)」と、超てきとーな返事。
内臓どろーん。
相変わらず、手際がいい。
Amat氏、「オペ中です(笑)」
さばかれた部位から、早速、調理が始まります。
できあがり。
真ん中は、たまねぎソース。
周りを主役である骨付き肉が固め、
上からおしゃれにポテトフライを散らします。
このあとさらに、茹で肉を食べ、近所の育苗親父、
Mamour Toure氏の家でも食べ、大家さん宅でも食べ、さらに
お持ち帰りもいただき、今年も楽しくTabaskiできましたとさ。