今年1月にNdiawara村で養蜂研修を開いたのに続いて、
今度はMedina Sabakh村にて養蜂研修を開きます。
Ndiawara村のときは、既に養蜂箱を持っていて、まだ研修を受けた
ことのない村人から、研修の要望が出されたのですが、今回はまだ
養蜂箱を持っていない村人から、研修の要望が出されました。
俺が養蜂支援をしているのを知った村人がよく、「養蜂をやりたい」とは
言ってくるのですが、今回の村人は半年以上前から、
養蜂への意気込みを示し続け、ついには、住民組織
PENCを通してまで、養蜂研修の開催を依頼してきました。
具体的な相談もなく、準備期間も十分に与えられないまま、
PENCの活動として養蜂研修が5月の予定として組み込まれ、
そのコーディネートは俺、という、半ば強引な
丸投げで今回の研修が決まりました。
今回は既に養蜂箱を持っていて、養蜂をしている3ヶ村と、まだ養蜂箱を
持っていない3ヶ村、計6ヶ村から12人を対象に研修を開きます。
養蜂組合は3ヶ村で1つ、計2組合を立ち上げ予定。
今回はPENCとの共催ということでPENC側と交渉をし、前回の
研修で面倒だった、参加者への交通費支払い、昼食準備と、
前回は有償でレンタルした金属製の型枠を、PENCの予算で
新しく製作する、ということでコストを分担しました。
セメント製養蜂箱は木製養蜂箱に比べて材料費が安く、製作も
簡単で、それでいて長持ちするというメリットはありますが、
金属製の型枠にセメント製を流し込んで整形するので、
どうしてもその型枠が必要になってきます。
で、この型枠はおそらく、ニオロ県内に1つしかなく、
前回はそれを有償で借りたというわけです。
しかし、持ち主は有償でも、あまり人に貸し出したくは
ないようで、且つ、重くて持ち運びも大変。
そういうわけで、PENCとして新しく型枠を作ってMedina Sabakh
村内の倉庫で所有、管理しておけば、今後、養蜂を始めたい
とか、養蜂箱を増設したいという要望が出てきたときに、村人が
型枠にアクセスしやすくなるので、俺の離任後の養蜂業の
発展にも宜しいのでは、と思うわけです。
先日、型枠の持ち主のところへ、PENCの代表、
金属加工屋と一緒に行き、型枠の採寸をしました。
ちなみに、ガラシャツ、タバコ、サングラスの
不良おやじはPENCの運転手です。
おとついは仕立て屋と一緒に布屋などを回って
防護服の材料調達をし、6着分の仕立てを発注。
生地は24m買う予定だったのですが、俺たちが買った2日前に
あるセネガル人客が来て、テコンドーの胴着用に
として大量に買って行ったらしく、21mしか買えず。
確かに、防護服の生地はテコンドーの胴着にも合いそうです。
昨日はKaolack市の工具屋で長靴6足を購入。
長靴は都会にしか売っていない代物です。
Kaolackへ行ったついでに、ネット代を支払ったり、DELFという
フランス語試験の受験申し込みをしたり、プリンターのインクや
印刷用紙を買ったりと、諸々の用事も済ませました。
研修講師を依頼するBabacar Diop氏を
Keur War村に訪ね、日程調整。
今回は参加者も多くて、全員の日程が
合う日に調整するのに苦労しています。
また、そろそろ雨季が来るので、農民たちは畑の
準備を始めていて、あまり村を離れられない
という事情もあり、研修は3日間から2日間に短縮。
夕方、Medina Sabakh村の
隣村の工具屋で資機材の一括購入。
ドラム缶2つ、一輪車一杯の砂利、セメント2袋、鉄骨12m、
棒材4.5mなどなど、でかくて重い資機材を、いまや
友達となった馬車主を呼び出して、積み込み、搬送。
途中、馬が暴走したり、搬送先を馬車主が勘違いして
誤配したりしましたが、なんとか、保管倉庫に到着。
へらへらした馬車主ですが、暴走する
馬(名前:ムーリッド)を抑える姿はかっこいいもんです。
プロです。
PENC代表に鍵を開けてもらって、みんなで倉庫に積み下ろし。
昨日一日でKaolack買出し、Keur War打ち合わせ、
Keur Ayip一括購入、搬送をやり、帰宅は21時。
疲労困憊。
今日も資機材の購入と、防護服の
状況を見に出かけてきます。