そして早速、現場に戻りました。
4/25(月)
≪ダカール→ニオロ市→クールワール村→メディナサバ村≫
そんな素敵なダカールでの日々から、任地に戻った
その日のうちに、村へバイクを走らせました。
熟練養蜂家と、今後の活動計画について話し合いました。
この養蜂家は、蜂蜜販売用のプラスチック容器を、JICAの
プロジェクトから供与されていて、それを使ってきました。
そして、最近、それが尽きました。
援助の恩恵、終了。
さあ、どうする!?
彼は、市場で売られている、使用済みのマヨネーズ
orマスタードの瓶を買って、それに蜂蜜を
詰めて売ることにしたようです(写真)。
彼はこれまで、村での相場価格よりも高値で蜂蜜を
販売してきましたが、さて、容器が変わってもそれを
続けることができるかどうか、見守っていきたいです。
4/26(火)
≪蜂蜜搾り≫
朝、別の養蜂家からの電話で起床。出動要請。
どうやら、昨夜一人で、採蜜をしてきた様子。
そして今朝、彼を訪ねてみると、ご覧のような、光り輝く蜂蜜!
今回収穫した巣板は、蜂蜜が占める割合がかなり高かったです。
蜂さんは偉いですなー。
巣箱に近づくと、蜂は巣を守ろうと、襲ってきますが、このように、
食事中はこうやって近づいても刺されることはありません。
7リットルぐらいの蜂蜜が採れました。
しかし問題は売価。
500mlぐらいの少量に小分けして、
割高で売ることを前回、彼に提案しました。
彼はそれを試みたものの、なかなか思うような
値段では売れず、結局、相場価格で売ったようです。
というのも、彼いわく、このあたりは天然の蜂の巣から
蜂蜜を採って市場で売る人が多いほか、隣国ガンビアや、
セネガル南部カザマンス地方といった、養蜂が盛んな
地域からの蜂蜜も多く出回っているとのこと。
そして、これらが安い。
そこで、幼虫の体液などの不純物をしっかり取り除いた、
高品質な蜂蜜であるということを説明しても、
買い手である村人からすれば、品質には興味なし。
さて、どうするか。
「今回採った蜂蜜は、さらに小分けして、この250ml
カップで売ってみようと思う」と、彼の挑戦は続きます。
おまけ。
昼食の残りをヤギにあげている様子。
夜、さらに別の養蜂家から、「養蜂箱が転倒した!」と電話。
また明日か明後日か、行ってみます。
発注してある防護服の試作品も、そろそろ、できた頃かな。