暑い。
ここ最近、非常に暑いです。
ここ、メディナサバよりも暑い思いをしている隊員もいるので、
恐縮ではあるけれども、そうは言っても、暑いです。
連日、気温は40度を超え、今、座っている椅子も、
叩いているキーボードも、シャワーの水も熱いです。
日本だったら、「連日猛暑」というテロップで、トップ
ニュースになるような気候の中、日常を過ごしています。
こう暑いと、家を出たくなくなるのですが、と同時に、
これではいかんという気もすごくするのであります。
そういうわけで、どこか活動村でも、メディナサバ村内でも
いいから、毎日、どこかへは出かけようと心がけています。
昨日は、防護服の生地に使えそうな布は
ないかと、布屋めぐりと、そのついででお買い物。
今日は、養蜂箱設置から7ヶ月、
そろそろ採蜜できそうな村へ行って、お話し。
行くと、まだ採蜜していないはずなのに、蜂蜜が出てきました。
聞くと、近くの村(ただし、隣国ガンビア)の木に蜂の巣があったので、
地面をいぶして蜂を追い出しながら、採蜜してきたとのこと。
防護服もなしに、そういうことをやるので、当然、蜂に刺される
わけですが、伝統的にはこういう方法で採蜜してきています。
おっさん曰く、「いっぱい刺されると大変だが、少し
刺されるぐらいならむしろ、体にいいんだ」と。
真偽は知りませんが、確かに、ある文献で、皮膚の患部に蜂を
押し付けて、わざと刺させるという治療法を読んだ覚えがあります。
それはともかく、聞いたところでは、収穫はプラスチック製たらい3杯分、
蜂蜜は8Lあり、1L=1,600FCFA(260円ぐらい)で販売したとのこと。
伝統的方法で取れた蜂蜜だと、これが相場です。
が、近代的方法でうまくやれば、倍近くの価格で
売れ、しかも、繰り返し、採蜜ができます。
それを、普及しようとしているわけです、私。
「蜂蜜なんか、取ったことない、食べたことない」という文化圏で
養蜂を広めるのは無理がありますが、ここセネガルでは、方法は
違えど、採蜜の歴史があり、その蜂蜜を売って儲かることも
知られていて、健康食品として蜂蜜が好んで食されています。
2年間ある任期も、後半戦に入ります。
引き続き、養蜂支援を続けていきます。
そして、俺の後任者の要請が、JICAのHPに上がっています。
職種は村落開発普及員ですが、内容は養蜂一色となっております。
我こそはという方、ご応募ください。
さて、今日の出来事の続き。
流れでそのまま、隣村で開かれていた
ンゲンテ(子どもの命名式)に行ってきました。
女性たちは料理の支度、若い男たちは
テントの組み立てをしていました。
俺は、養蜂をやっているおっさんと一緒に
行ったので、おっさんグループに仲間入り。
特に何をするでもなく、挨拶をして、おしゃべりをしていました。
ラーハという、ヒエを蒸かしたものに、甘いヨーグルトのかかった、
ザ・アフリカ的な食べ物を手で食べたところで、おいとましました。