1/17~19と、3日間かけて、Ndiawara村で養蜂研修を行いました。
そのほぼ1週間後にあたる、1/25・26に、Keur Modo
Diao村で養蜂箱を、村人と一緒になって作りました。
Keur Modo Diao村は養蜂研修に参加した村の
うちのひとつで、まだ、養蜂箱を持っていません。
そこで、養蜂研修を受けた、Ndiawara村、Ndiagn?ne村の
村人と一緒になって、今度は講師抜きで、
自分たちで養蜂箱を作ろう、というわけです。
今回は研修ではないので、村人たちへの交通費の
支給も、昼食の食材の提供もしていません。
村の子供たちも、養蜂箱作りを手伝います。
Ndiagn?ne村のModou Diagne氏、職人肌です。
木製養蜂箱、きちんとできました。
今回は敢えて、塗装なし。
研修で養蜂箱を設置したNdiagn?ne村では、蜂が入りにくい
といわれているセメント製の方に先に蜂が入り、蜂群を捕まえる
ために作った木製の方にはまだ蜂が入っておらず。
木製養蜂箱に塗った塗料のにおいが
まずいのではないか、という推測からです。
お昼ごはんは、ヒエなどを蒸かしたものに、
落花生ソースをかけた、ニェレンです。
2日目には、養蜂箱に入れるカートリッジも完成。
形はいびつですが、サイズはOKです。
今回、セメント製養蜂箱でミス。
型枠がうまくセットできていなかったために、
セメントがあらぬ方向に膨らんでしまいました。
補修しました。
そして、完成。
各々、こて、ハンマー、のこぎりなどを手に、記念撮影。
今回は木製養蜂箱に塗装をしなかったほか、強度アップのために
セメント製養蜂箱に入れる鉄骨を増やしたり、カートリッジにつける
蜜蝋を節約したりと、村人たちが「研修のときよりも
いい養蜂箱を作ろう」と、改良、実験をして作ってみました。
これは、村人たちの「俺たちの養蜂箱」です。
その後、27日に村の林に設置しました。
設置するときも、「養蜂箱の窓の向きを気をつける
ようにって、研修の講師が言っていたよな」と、研修で
学んだことを村人自身が再確認していました。
これで、養蜂研修+@は終了です。
村からの帰りに道に、以前から、ぜひ来てほしいと言われて
いた、Falifa村のMasamba氏を初めて訪ねました。
いやー、驚きました。
6年前から個人的に養蜂を続けていました、この人。
そしてそういえばこの人、Ndiawara村の
養蜂研修にもひょっこり、参加していました。
去年、自作してマンゴーの木に仕掛けたという、木製養蜂箱。
ぼろぼろっぽいですが、蜂は確かにいます。
ちょっと分かりにくいですが、木製の臼を横向きにして、
口の部分を金属製のたらいで覆っています。
これもMasamba氏の自作で、同じタイプの
養蜂箱があと2つ、仕掛けられています。
聞くと、以前、隣国のガンビアに住んでいて、そこで
知り合いの養蜂家から養蜂を教わってきたとのこと。
今のところ、採蜜量は少なく、
販売はせずに自家消費しているようです。
Ndiawara地区の養蜂組合に防護服などの道具類が
揃ったら、Masamba氏もそれを借りたいということです。
防護服や燻煙器がないと、蜂を焼き殺しながらの
採蜜をせざるを得ず(焼くか刺されるかの修羅場)、
蜂蜜の再生産が難しいということを、彼は知っています。
組合員たちに今度、相談してみます。
おまけ
バオバブの実を採取する人。
命綱は当然、ありません。
バオバブの実。