2010年を振り返る

年の瀬です。

ここセネガルでも、朝晩は冷え込んだり、畑作物の種類、村人たちの
生活、動植物の変化などで案外、季節感はあるものです。

しかし、今が年の瀬だという感はあまりありません。
日本で学生やサラリーマンをしていたときと違って、月とか
年とかで区切られた生活を送っていませんし、テレビで
年末年始の特番を見るでもありませんし、村の商店が
年末セールやお歳暮商戦をするわけでもありません。
ちなみに、村人は今が12月ということを知らなかったりもします。

さて、1年前のブログを見返してみました。
うわー、すごく、日本、です。
「0:04 最終 池袋」とか。

あれから1年。

フランス語を勉強しました。
彼女ができました。
セネガルに来ました。
同い年の隊員との同居生活が始まりました。
養蜂をすることにしました。
ウォロフ語が話せるようになりました。
蜂に刺されすぎて、病院送りになりました。
セネガルの農村で地元の発展に挑むセネガル人
開発ワーカー、NGO、村人たちに出会いました。
今は養蜂研修開催に向けて準備をしています。

いろいろと考えることもありましたし、考える時間もありました。
活動のこと、協力隊後の進路のこと、語学力(フランス語)のこと。

今年、日本ではJICA、協力隊に対して事業仕分けが入りました。
自身が隊員であるからこそ、いろいろと分かる部分があり、
個人的には、指摘されているとおりであり、入れられるべき
ところにメスが入れられた、と思います。
混乱している日本の政治ですが、政権交代が
あってこそなしえた成果の一つではないでしょうか。

とは言え、開発業界を目指す身からすれば、貴重な2年間です。
即戦力が求められるこの業界の中で、敷居の低いはじめの
一歩としてキャリアを積むことのできる、貴重な機会です。
行くべきか、行かぬべきかといえば、間違いなく、行くべきです。
途上国に暮らしながら、途上国の現状を身を以って知ることができます。
農業、教育、医療など、さまざまな分野で、実際に現地の
人たちと一緒になって仕事をやってみることができます。
仕事の自由度は高いので、チャレンジし放題です。
お金ももらえますし、治安や健康面も最大限にフォローされます。
こちらの内容、そのままです。

未だ、「これだ!」と思えるような、
専門性を見つけるには至っていません。
引き続き、考えることを続けます。
また、養蜂支援という自分の活動の軸をしっかりと
据えつつ、将来、最低限必要な語学力を身に
つけていくことが今、できることかなと思います。

今日も、養蜂研修対象3村と、女性対象の
識字教育プロジェクトの村を回ってきました。
今日も平和です。

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