戦争勃発であります。
俺は村人から「どうした、バイクで転んだのか?」と言われるほどに、
ズボンを派手に食われ、同居隊員は貴重な日本からのラーメン、
サッポロ一番を食われるという、甚大なる被害。
ネズミです。
ウォロフ語ではjanax(ジャナハ)と言います。
そこで、先日、工具店で板バネ式のネズミ捕り(中国製)を、
薬局でネズミ捕り用の強力糊(イタリア製)を購入しました。
どちらも、いかにも原始的な方法ではありますが、我々、
メディナサバ村隊員はこれらを武器に、ネズミに戦争を挑みます。
ネットで調べたところ…
ネズミは警戒心が強いので、はじめは何もしていない紙の上、
バネを引いていないネズミ捕りに餌だけを置き、餌付けをします。
ネズミが安心したある日、紙の上には強力糊を塗り、
ネズミ捕りのバネを引き、捕らえる、というわけです。
人間とは恐ろしいものです。
作戦初日である昨日、我が家の2箇所にネズミ捕りを、4箇所に
紙を置き、そこにえさとなる落花生、米、芋などをセッティング。
今朝、起きてみると、各地、かじられた落花生が散乱していました。
たった一日だけで「餌付け成功!」と喜び勇んだ
我々は、早々に、糊とバネを仕掛けることにしました。
そして、早速、俺、同居隊員が仕掛けた
それぞれの糊でネズミを一匹ずつ、捕獲!
糊の上でもがくネズミさんたちには逝っていただきました。
チューチュー。
さて、これから隊員vsネズミの知恵比べが本格化しますよ。
あ、ちなみに、活動もしています。
近頃は、1月中旬開催予定の養蜂研修に向けて、
JICAへの経費申請のための見積もり依頼、書類作成、
参加者や講師たちとの打ち合わせをしています。
先日は、間もなく帰国予定の野菜栽培隊員が中心となって開いた、
女性組合対象の野菜栽培研修にお邪魔させてもらいました。
昨日は、ニオロ県内のアメリカ人ボランティア、Peace
Corpsの人たちが村の小学校で学校菜園をしたいという
ことで、学校関係者、PTAの人たちとの打ち合わせを
していたので、お邪魔させてもらいました。
自分の活動とは直接は関係なさそうなことでも、
あれこれ首を突っ込んでみて、何か、自分の
活動へのヒントを得ようという日々です。