ロンプール砂漠でのリゾートデート後は、約1週間のダカール滞在でした。
正直、ダカールはごみごみしていて、なんでも高価ですぐにお金が
減るし、車が多かったり、スリなどの犯罪もあって危険やし、いちいち
タクシーは値段交渉するのが面倒、などの理由で好きではありません。
しかし、今回は比較的、ダカールの都会的な部分を楽しめた気がします。
いろいろ、やるべきこともあって忙しく、意外とあっという間でした。
こんなおいしい西洋料理が食べられます。
チョフ(ハタの仲間の白身魚)のグリルに、酸味の利いた
ビサップ(ハイビスカス)ソースのかかったお料理です。
これ、めちゃくちゃ、うまい。
日本円で1,000円ぐらいかな。
この料理を食べたところには映画館も
あって、そこでフランス映画を見ました。
フランス語がさっぱり聞き取れず、まったく内容は
分かりませんでしたが、フランス映画の独特の
雰囲気、「くすっ」という笑いは感じられました。
スポーツショップでNIKEのリュックや、Adidusの靴なども買いました。
今使っているリュックは底に穴が開き始め、靴は側面が崩壊
しつつあるので、村ではまあ、それでもいいものの、
「おでかけ用」ということで、いいのを買いました。
2月にはセネガル沖の島国、カーボベルデへ遊びに行ってきます。
青年海外協力隊には年20日間、認められる国への任国外
旅行(もちろん、自費)ができるという制度があります。
セネガル隊員の場合は、現時点では、フランス、スペイン、
モロッコ、カーボベルデへ旅行できることになっています。
で、今回、ダカールでセネガル~カーボ間の航空券を購入、
在セネガルのカーボ大使館でビザ申請・取得、JICA
セネガル事務所で申請などもやってきました。
いやー、旅の準備をするのは楽しいものです。
また、今回のダカール上京中に、健康診断を受けました。
血液検査、検尿、検便、身長・体重、レントゲンなどなど。
異常なし。
唯一、医師に言われたのは、「Monsieur, mangez
beaucoup!(いっぱい食べて!)」ということ。
まあ、日本に居たときから痩せ型で、それ以上痩せている
わけでもないので、現状維持できればOKかな、と。
ダカールのMinist?re de l’?levage(牧畜省)も訪ねました。
この中に、Programme d’Appui au D?veloppement
de l’Apiculture(養蜂開発支援プログラム)の施設があります。
放置された養蜂箱も大量にありますが、蜂の入った養蜂箱も
あり、養蜂に詳しい職員が施設の案内などをしてくれました。
ここに来た目的は、ここで販売しているらしい
防護服や燻煙器などの値段を知ることです。
非常に高いということと、ここで販売している道具類も、
近所の仕立て屋や、金属加工屋などで作らせている
ものだということが分かりました。
それならば、手間はかかりますが、俺も前任者のように、近所の
仕立て屋や、金属加工屋などで作らせてみようと思います。
JICA事務所では担当調整員と現地業務費
申請の件や、後任の件など、仕事関連の話。
ダカール最終夜は、在セネガル日本人会の忘年会に行ってきました。
セネガルには邦人が200人ぐらい居る
らしく、その約半分、100人ぐらいの出席。
JICA職員と専門家、大使館職員、協力隊員、日系商社社員、ダカール
大学への日本人留学生、こういう人たちの同伴家族などです。
おいしい料理、ソーラン節や津軽三味線などの余興、ビンゴ、クイズ、
子どもたちへのクリスマスプレゼントなど、イベント盛りだくさんでした。
ちなみに、ビンゴの最高景品は味醂1年分!
俺はそれをあと一歩のところで逃しましたが。
ダカールからニオロに戻り、停めて
あったバイクで早速、Keur War村へ。
夕方に行き、養蜂研修についての
打ち合わせをしていたらすっかり夜に。
都会な日々を過ごしていたら、いっきに、電気も水道もない
村の藁葺き屋根の家で一泊することになりました。
夕食はラーハ・ラールという、トウモロコシを粉にして焼いた
(蒸した?)ものに、ピーナッツソースのかかったものでした。
都会の料理もうまいですが、こういう村の料理もうまいものです。
マンゴーが開花の時期です。
ミツバチが蜜や花粉を集めていました。(写真の真ん中)