大学を卒業してから3年半の間、
某機械工具商社でサラリーマンをしていました。
商社なので、毎日、何枚もの見積書をやり取りしてきたわけ
ですが、ここ、セネガルの村に来ても、見積書のやり取りです。
近々、開催予定の養蜂研修で必要な資材について、工具店
2社から見積書を取る、というのが今日のお仕事です。
JICAから活動経費として申請するつもり
なので、そのために必要なのです。
問題なく、見積書2枚、完成。
(一応、価格情報は黒塗りしてみた)
フォーマットは俺が事前に作ったもので、これに、お店の人に、
商品名、数量、単価、小計、合計(数字)、合計(文字)、日付、店名、
店員名、店員サインを書いてもらい、社判を押印してもらいます。
きちんとしたものです。
感心したのは、店員が、商品の価格を暗記していること。
2店とも、けっこうな種類の商品をそろえたお店ですよ。
木材、金網、手作業工具、配管資材、塗料から、
食器用洗剤やFantaまで売っています。
値札なんか付いていないし、帳簿を確認したりすることもなく、
2店の店員とも、同じ商品はほぼ、同じ価格を即答しました。
暗記しているんです。
プロの工具屋だなと思いました。
その見積もり作業中に、PENCのOusmanから
電話が入り、「今日、会議があるからおいで」と。
午後は、会議に出席してきました。
今後、PENCとして開催予定の石鹸作り講座、
接ぎ木講座、AIDS講座について、日程や
参加者の調整を各地区の役員間で行いました。
さて、今週末からは砂漠に遊びに行ったり、同期隊員の
任地を訪ねたり、ダカールで隊員総会や健康診断が
あったり、ダカールの養蜂センターで養蜂グッズを
品定めしたりと、10日間近く、村を空けます。
それまでに、村を回って、養蜂研修について村人と話し合いをしたり、
講師と再度、打ち合わせをしたりと、ちょっと忙しくなりそうです。
もう、始まっていますが、村人との
「駆け引き」もこれから増えてきますよ。