おかげさまで体調も回復しました。
الحمد لله (アルハムドゥリラーイ) = アッラーのおかげです。
体調を崩している間、同居隊員もしばらく家を空けていたので、
そのことを知っている大家さんからは料理をいただきました。
チェブジェン。
直訳すると、魚ご飯。
魚、苦茄子、オクラ、人参、大根、キャッサバ、レモンなど、
このチェブジェンは特に豪華、具沢山です。
チェブジェンはセネガルの代表的な料理とされていますが、聞いたところ、
近代に入ってから、外国の援助関係者が野菜の摂取をセネガル人に
勧めるために開発し、セネガル全土に普及させた料理らしいです。
さて、おとついはPRODEFIの元普及員、Amat Seck氏と
一緒に、同じく、元普及員のBaabacar Diop氏を訪ねに、
Keur War村へ行ってきました。
ニオロ県内ですが、遠い村です。
用件は、以前、Baabacarを訪ねたときに軽く打診はしていた、
養蜂研修の講師を彼に改めて頼むことと、研修を行う上で準備すべき
資機材や材料の洗い出し、彼に支払う謝礼金の交渉などのためです。
こういった込み入った話になると、どうしても
自分の語学力の限界を感じるものです。
そこに、Baabacarの元普及員仲間であるAmatが
ついて来てくれたのは、ありがたいことです。
2人ともPRODEFI時代には各担当地区で、住民対象の
研修をいくつも開催していた経験の持ち主であり、
俺ら、村落開発普及員の先輩のような人たちです。
以前、ブログで書いた、既に、現地に居る
人材とはまさに、彼らのような人たちです。
必要な資機材や材料の購入費はこれからMedina Sabakh村内で
相見積もりを取り、それと併せて、講師謝礼、講師や参加者の
交通費、研修期間中の昼食費などをJICAに申請して、
現地業務費として支給していただこうと考えています。
それで昨日は、そのための書類作りに徹していました。
日本人の感覚からすれば、交通費や昼食費を、研修の
開催者側が用意することに疑問を感じるかもしれません。
日本であれば、研修に参加する側が、コンビニで昼食用の
おにぎりでも買って、交通費自己負担で研修会場へ向かい、
高い研修費用を払って、研修を受けます。
しかし、ここセネガルの村落では違います。
飯は出ない、交通費も出ない研修なんかを
しようものなら、一人も集まりません。
住民組織PENCの会議なんかでも、出席者には交通費が支給されます。
それが、ここでは普通なのです。
これは、セメント製養蜂箱を作る際に必要な、金属製の型枠です。
組み立て式になっていて、外枠と内枠の間に鉄骨を
入れ、セメントと砂利を流し込んで成型します。
研修の1日目にこれをやって、セメントが固まるのを
待つ間、2日目に座学研修をやって、3日目に
型枠からの取り出しと、研修の復習をします。
この型枠は新しく作ろうとすると100,000FCFA(約2万円
相当)もしますが、これさえあれば、あとは
いくつでもセメント製養蜂箱を作れます。
今回の研修では、Baabacar氏にお金を
払って、レンタルすることになりそうです。
万が一壊したら、弁償です。
明日も、書類を作ったり、Amatとまた、打ち合わせをしたり、
資機材購入のための相見積もりを取りに回ったりしようかな、と。