昨日は養蜂の活動としては、いつもと違うことをしました。
PRODEFI時代の普及員、Amat Seckから、
「メディナサバ村内のある農地の木に、蜂の巣ができている。
蜂蜜を採りたいから、防護服を貸してくれないか」、と。
それで昨日、まずは2人で日中に現場を見に行きました。
超望遠なのでちょっと分かりにくいですが、
木の洞(うろ)に蜂が群がっているのが見えます。
どうやら、そこに蜂の巣があるようです。
Amatと、その農地の持ち主と話しをしてみると、どうやら、
蜂蜜を採るというよりは、蜂が居ては農作業中に刺されて
困るということで、駆除してほしいということのようです。
作業は同じ日の夜に、Amatと、採蜜の経験があるという
配管工、Baabacarとで行うことになりました。
BaabacarはNdiawara村の配水設備の見積もりで
一緒に仕事をしたことがありましたが、まさか、彼と
養蜂についても一緒に仕事をすることになるとは。
夜20時。
我が家に保管してある防護服2式を持って、
AmatとBaabacarと一緒に、村人のお宅へ。
防護服に身を包んだ、AmatとBaabacar。
なんとも、楽しそうです。
俺は彼らが木によじ登って、ライトで照らしながら
作業しているのを、村人の家から、見守るだけ。
本当、アナフィラキシーショックさえ
なければ一緒に作業したいところです。
蜂のブンブンという羽音もかすかに聞こえて
きて、その音すら、いとおしいものです。
しばらくして、彼らが戻ってきましたが、ポリバケツの中は空。
聞くと、木の洞が深く、その奥まった、手の届かない
ところに蜂の巣があって、取れなかったようです。
仕方なく、蜂を駆除するための殺虫スプレーだけかけてきたとのこと。
今回の作業、どういうわけか彼らは一箇所も蜂に刺されませんでした。
確かに、作業を終えてすぐに村人の家に戻って
きましたが、彼らに付きまとう蜂もいませんでした。
蜂の数は多かったものの、どういうわけか、
蜂たちは攻撃態勢をとらなかったようです。
う~ん、分かりません。
一夜明けて今朝、村でたまたまBaabacarに会って話したところ、
彼は気になって今朝、もう一度、昨夜の現場に行ってみたとのこと。
そしたら、もう蜂はいなかったようです。
蜂蜜は取れませんでしたが、目的は達成です。
さて、明後日からはリゾートと、養蜂組合視察と、JICAセネガル
30周年式典出席のため、1週間弱、お出かけしてきます。