村が現場

ここ最近、会議に出席しに出かけることが多いです。
明日も、PENC Medina Sabakhの会議に行ってきます。

が、村が現場です。

今日は養蜂村の一つ、Ndiawara村へ行ってきました。
今日の目的は、カートリッジへの蜜蝋付けの作業です。
7月に俺も村人も経験と知識がなかったがために、
箱内の巣を全部取ってしまった養蜂箱にその後、蜂が
戻ってこず、9月に箱を一旦、掃除して、再設置。


しかし、それでも蜂がつかないので、蜂の巣がぶら下がる予定の
カートリッジ(木の棒)に、蜜蝋をこうやって付けていきます。

これで、再び、再設置。
さて、蜂が戻ってきてくれるかどうかは、
インシュアラー(إن شاء الله :アッラーの思し召しのままに)です。

俺のメインの仕事はこれだったんですが、他にも、稲作の様子を
見て回ったり、その途中で井戸に落ちかけたりもしました。
危険がいっぱいです。


ここ数日、村で女性対象の識字教室が行われているようです。
講師はニオロ市から派遣されていて、その
出資元はノルウェー政府と言っていました。

夕方には、地元NGO、Endaのメンバー一行と、PENC
Medina SabakhのOusman氏がやってきました。
薬草であるライドールの栽培、加工、販売を
支援するプロジェクトの視察と、フォローのためです。


5月に播種したものが、収穫できる頃になりました。
この葉を摘み取って、乾燥させて、粉にして、袋に詰めて、売ります。


畑の視察の後、プロジェクトの対象である村の女性たちを集めて、
栽培において何が大変だったかなどのヒアリングが行われました。

あと、気になる、木の話も聞いてきました。

今まで聞いていた情報と同じだったのは、

1.ユーカリは木材として売るために植林をしている
2.木1本を300FCFAで販売している
3.丸太にして売ると高く売れることを村人は知っている
4.でも、買付人は丸太では買わない
3.伐採の労賃として、村人に一本当たり50FCFAが払われる

今まで聞いていた情報と違っていたのは、

Ndiawara村は国道から未舗装道路で10km強ほど内陸に
入ったところにあるにも関わらず、買付人は大型トラックで
Ndiawara村まで毎年、1~2回、買い付けにやって来るということ。
聞くと、Ndiawara村よりも更に奥地まで買い付けに行くようです。
更に、村人と買付人は既に知り合いで、お互いに、
携帯電話でやり取りもしているとのこと。
昨年は800本売れたらしいです。
もちろん、市場価格からすれば買い叩かれているわけですが、
今日は敢えて、そのことを俺から口に出さなかったので、
村人が売価の不満を口にすることはありませんでした。

ふむふむ。

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