資料読みと国内旅行

ここ1週間ほど、メディナサバを離れておりました。

メディナサバ村→首都ダカール市→ティエス市→チャージャイ市
→ソコン市→州都カオラック市→メディナサバ村というルート。


(写真)
ダカールからティエスへは電車で行きました。
定刻より1時間早い発車で、びびった。


(写真)
カオラックのターミナルで新聞売りから地元を買ってみた。
警察を風刺する漫画ですね。

メインはJICAの担当調整員の方が任期を
終え、帰国されるということでその送別会の出席。
それ以外にも、肝炎予防のためのワクチン接種や、銀行でお金を
下ろしたり、ネット代を払ったり、村では手に入らない生活用品を
買ったり、研修期間中のホームステイ先を訪ねたり、養蜂をしている
先輩隊員の活動村を見学したりと、ミッション盛りだくさんでした。
無事、ミッション・コンプリートです。

養蜂の活動村見学についてはまた別件として日記を書こう。

この国内旅行の前はネクスト・マーケットのほかに、
メディナサバ村を含むニオロ県で過去に行われていた、
JICAのプロジェクトの資料をPCで読みあさっておりました。

俺の配属先はニオロ県森林局。
主な事業の一つが植林であり、JICAのプロジェクト
でも植林が主な活動の一つとなっていました。
現在、森林局に配属されている隊員たちも、各自の
活動に加え、森林局の植林事業をサポートしています。
文書では「砂漠化防止」のような文句も謳われていますが、
実際には樹種はユーカリで、その目的は材木としての販売です。

その苗木作りから定植、伐採、販売、萌芽更新を森林局のサポートの
もと、村人たちがいかにうまいことやっていけるか、というわけですが、
「うまくいっている!」とは胸を張っては言えないのが現状です。
うまくいっていない、とまでは言わないにしても、
少なくとも、「もっとうまい方法がある」とは思います。
森林局の局長もそれを探っているところです。

というわけで、養蜂は前任者から引継いだ、俺の自由な活動と
いうことで今後ももちろん継続しつつ、やはりこのニオロ県森林局
配属の隊員として、一連の植林事業の改善に
これから、足を踏み入れていこうと思います。

ただ、森林局と村人の間に立つだけでなく、植林に関わっている
いろんなアクター、たとえば、地元NGOのSymbioseや、米国の
ボランティア「peace corps」や、可能であれば、材木の買い手で
ある仲買人とも接触し、植林事業の全体像を把握してみたいです。

その出だしとして、折角、プロジェクト期間中や、終了後の調査・報告が
蓄積されているので、まずはその分析から始めたというわけですよ。

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