任地に赴任して早々に、運転免許試験のための
書類を揃え、申し込み、
受験その1、受験その2を
受け、JICAに提出する諸々の書類を作成、提出。
本日めでたく、単車がJICAセネガル事務所から貸与されました。
ヤマハのAG100。
オフロード車ですね。
これで、乾季の深い砂道、雨季のぬかるんだ
泥道もごりごり走って行けます。
たぶんね。
待ち望んだバイク。
しかし、いざ届くと、「届いてしまった」という感もあり。
バイクが来るまでに、もっとウォロフ語が上達
しとる予定やったのに、あんまり…。
とはいえ、言い訳なし。
いよいよ、自分の足での活動が始まります。
ちょうど今は雨季に入って、植林の季節。
今日も、ある村で地域苗畑の管理をしている
セネガル人から、苗のことで電話があったところ。
育苗ポットに播種され、発芽、その後の生育状況を見つつ、
ある程度になればポットごと土に埋める作業になっていきます。
メディナサバ村の森林局技官も、その苗畑のフォローであちこち
村に行くはずなので、一緒について行ってみたいと思います。
一方、養蜂。
昨日の夕方、食材の買出しにと、村のマルセ(市場)に行って、
いつものように誰とも分からんおっちゃんたちと会話。
セネ
「俺は以前、日本人のボランティアと一緒に活動をしていた。
パカン村の女性組合を対象とした、染色研修とかな。」
わか
「ほう!そのボランティア(前々任者のこと)とは会ったこと
ないけど、報告書でそういうのを読んだことはある。」
セネ
「で、お前は何の仕事をしているんだ?」
わか
「養蜂。」
セネ
「じゃぁ、養蜂箱をくれ。」
わか
「(ほら、きた…) 持ってない。養蜂にはお金がかかる。」
セネ
「知っている。しかし、防護服、燻煙器、ゴム手袋、
長靴、養蜂マニュアルはすべて持っている。」
わか
「!!」
セネ
「2~3年前に、あるプロジェクトが養蜂研修をやっていて、その人たちが道具をくれた。」
わか
「どうして養蜂箱だけがないの?」
セネ
「知らん。」
そのまま、そのおっさんの家に行くことに。
行くと本当に、未使用の養蜂機材一式とマニュアルがありました。
俺は養蜂全般のマニュアルは引継ぎでもらったけど、
おっさんの
マニュアルにはセネガルでの養蜂に
ついても書いてあり、非常に興味深い。
また日を改めて、おっさんと養蜂について話すことになりました。
いやー、こんな近所で養蜂を始められそうな地元民が居たとは。
というのは、俺も養蜂初心者の身。
できるだけ近場に置いて、こまめに観察
できれば良いなと思っていたところ。
しかも、このおっさんはフランス語だけで
なく、少し英語も話す、インテリ。
海外のプロジェクトとも何度か絡んだことがあるとか、ないとか。
養蜂箱、実は、ある。
俺の配属先である森林局に置いてあって、最近、その蜂が
増えすぎて森林局のスタッフをたまに刺すと言って、
「あの養蜂箱、どっかの森に置いてきてくれないか」と
言われていたところであります。
攻撃的な蜂入り養蜂箱を悪路25km、
どうやって運ぶか考えどころですが。
おもしろくなりそうです。
(写真)ハンバーガーを包んでいた紙に群がる、無数のハエ