土木工事と蜂の猛攻(2)

では、蜂の猛攻編です。

メディナサバ郡ンジャワラ村のIburahima Gueyeさんが
「蜂蜜をそろそろ採集したい」と。

このンジャワラ村は、前任者が養蜂箱を設置した村のひとつ。

以前、前任者と一緒に別の村で採蜜をしたので、
今回で俺にとっては2回目の採蜜となります。

しかし、もうその前任者は帰国してしまったので、
俺と村人だけでの採蜜は初めて。

Ibu Gueyeに電話(ウォロフ語)

わか
 「長靴をこの前、カオラックで買ってきた。今日、採蜜に行きたいのだが。」

イブ
 「そうか、ちょうどよかった。今日、NGOが車でこっちに来るぞ。」

わか
 「もう来てるのか?」

イブ
 「いや、まだ。」

わか
 「じゃぁ、そのNGOの車に便乗して行くわ。」

このNGOというのは以前、日記でも書いた薬草プロジェクトのNGO。

早速、連絡を取り、メディナサバを経由してもらい、便乗成功。

夕方にFord車で村に到着し、ひとまず、
畑の様子などを見せてもらいました。

薬草は発芽率がよろしくなく、かなり低密度な畑になっていました。

ライドール
(写真:発芽した薬草、ライドール)

夕食後、22時ごろ、俺、Ibu Gueye、村の男2人の4人で出陣。

防護服(上下)、長靴、ゴム手袋を装備。

蜂をおとなしくさせるための燻煙器と、蜂の巣を切って入れる
ためのナイフとふた付きバケツを手に持って。

養蜂箱は木の上に設置してある。

これは、そうしたほうが箱に蜂が移住しやすいから。

しかし、作業するためにこれを木から降ろすのが大変でして。

降ろした途端、アフリカミツバチの猛攻!

燻煙器とか、全然、歯が立たず。

防護服の着方が不慣れだったこともあり、各員、服の中に蜂が侵入!

俺も頭、首、眉間、指など数箇所を刺された!

一同、総崩れ。

防護服を脱ぎ捨てながら、「走れ!走れ!」の声。

退却であります。

状態を立て直し、リベンジ。

今度は燻煙器ではなく、わらを轟々と燃やしながら。

村の男Arajがメインとなって、養蜂箱から巣を取り出して
蜂を火の中に払い落とし、巣を切り取る係。

Ibuがわらを探してくる係。

俺がそれを火に投入したり、Arajの手元を照らしたりする係。

もうね、暗いし、熱いし、痛いしで、闘いでした。

約1時間後、闘いを終え、林から村の中心へ凱旋。

採蜜隊
(写真:左からIbu Diao, Araj Dinan, Ibu Gueye, わたし)

そして、村でそのまま一泊。

俺含め、みんな、外で寝てたんやけど、月が出てきて
まぶしくなったのか、みんな家に入ったので、俺もそうしました。

朝、馬車で1時間半かけてメディナサバに蜂蜜と、Ibu Gueyeと一緒に帰宅。

これからメディナサバで売るというわけです。

が、なんやかんやで実際に売ったのはその2日後でした。

売り先は近所の森林局技官、Diouf氏。

蜂蜜販売
(写真:左 Diouf氏と、右 Ibu Gueye)

俺にとっても、Ibuにとっても完全に身内です。

俺のイメージでは、1Lある蜂蜜を小さいビニール袋に小分けして、
市場で売るのかと思っていたけど、なるほど、お金になれば
いいので、問題はない
ですね、とりあえず。

楽やし。

売価は1Lで1,500CFA(300円ぐらい)。

ちなみに、都会のスーパーで売られていた、セネガル産の蜂蜜
(製品)は500mlで1,650cfa、フランスからの
輸入品は500mlで
3,250CFA。

これらと比べれば、かなり安い、安すぎる。

と思ったが、Dioufの部屋にたまたま、置いてあった
別の蜂蜜の値段を聞いたら、1Lで1,750CFA。

この蜂蜜は製品ではなくて、別の村の定期市で買った蜂蜜で、
養蜂箱も使わない、伝統的な方法で採蜜された蜂蜜らしい。

たしかに、製品ではなくて、ローカルで売買される蜂蜜は
安いと別のセネガル人からも聞いたことがありましたな。

採蜜のときはバタバタして、養蜂箱内の蜂の
巣を全部、ごっそり取ってしまいました。

本来は、今後の採蜜のサイクルや、蜂蜜の品質を考えれば、
全部取らずに、蜂の巣を選びながら取るのが正しい。

という反省点、次回への改善としてIbu Gueyeと
共有しまして、彼は村に帰りました。

こうして、俺は「蜂蜜の人」となっていくのでしょうか。

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