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城下町、高松 A Castle Town, Takamatsu

地元情報 Local Info.

昨日は幸太郎5ヶ月を抱いて、買い物がてら、高松市内をお散歩してきました。
普段は市内を自転車で快走しているのですが、こうやって歩いてみると、新たな発見があるものです。


商店街の復活事例として全国的にも有名な、丸亀町商店街を北から南に歩いて、無印良品の角を左(東)に曲がってみます。
古馬場町とよばれる町域です。
高松の古馬場町といえば、古くから居酒屋やスナックが立ち並ぶ、繁華街です。
私にとっては、本家があるところなので、小さいころからよく来ている場所です。
その古馬場町に入ったところに、案内板が立っているのに、初めて気が付きました。

読んでみると…
その昔、この地はまだ城下町、高松の周縁にあって、武士たちの乗馬訓練場、すなわち、「馬場」であったとのこと。

次第に高松の町が拡大するに連れて、この馬場は更に南、今の番町あたりに移されました。
こうして、古い馬場、古馬場という地名になったようです。


さて次に、丸亀町商店街の丸亀町グリーンを出て右(西)に行くと、神社が見えてきます。
亀井戸水神社といいます。
神社の鳥居の右に、案内板が立っているので、読んでみることにしました。
どうやらここにはかつて、甕(かめ)のような形をした井戸があって、それがまるで池のような、かなり大規模な井戸だったと。
江戸時代、これを水源として水道設備が市中に敷かれて、高松の町人の暮らしを潤したそうです。
なるほど、この神社から国道11号線を挟んだ南側の町域は、「亀井町」といいますが、これが由来ですか。

高松城は一部の櫓を残して、天守などが明治に取り壊され、御門は空襲で消失し、今ではなかなかその威風を感じにくくなっています。
しかし、城下町、高松の名残があちこちに見て取れます。
片原町、兵庫町、内町、西の丸町、磨屋町、鍛冶屋町、丸亀町、大工町。
この地名だけでも、江戸の城下町、高松の風景が見えてくる気がしませんか?

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