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建具と石材の再活用 Reuse of Old Fittings

おしごと Owner's Works

2013年5月23日、土地の売買契約をしました。
候補に上がっていた2箇所のうちの、空き家が建つ土地の方で。

その建物は空き家になって長かったようで、ずいぶんと荒れてしまっていました。
ゲストハウスを思いついた頃は古民家を改装して、ということを考えたこともありましたが、残念ながらこの空き家も含め、あまり現実的ではありません。
しかし、その荒れた空き家も中をよく見れば、昔の職人さんがこしらえた建具が残っています。

建具屋さんが言うには、接着剤がなかった当時、米粒を糊状にして接着したと見られる欄間も。
また、地面に目をやれば、飛び石や延べ石と呼ばれる石材が鎮座しています。
このまま重機で解体されて廃棄される運命にありましたが、なんともったいない!
売主さんに相談したところ、新しい家で活かされるならと、快く譲っていただけることになりました。


2013年6月、家屋の取り壊し前に、工務店の職人さんによって建具の取り出し作業が行われました。
石材も解体業者の方が重機で掘り起こして、敷地の隅に保管しておいてもらいました。


建具はゲストハウスの内装に、延べ石は駐車場に活用する予定です。

Reuse of old joineries and stones

We signed the land contract finally on the 23rd May 2013.

An old and empty house stood there.

Unfortunately, it was too old and bad to live again, but we find some fine joineries and stones.
They were also destined to be scrapped with the old house.
Mottainai!

Thanks to the kind acceptance of the land seller, we decided to take them out from the house and reuse them in our new guest house.
In June 2013, before tearing down the house, they were taken out successfully.

Can you find them in Wakabaya?

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