ゲストハウスの名前を「若葉屋」にすると話すと、「なんで?」と聞かれることがちょくちょくあります。
宿主の本名は「若宮」というのですが、どうやらご先祖さまは江戸時代、「若葉屋」と名乗っていたようなのです。
ゲストハウスは古民家を改装するか、和風の新築にするつもりだったので、若葉屋という屋号もちょうど合いそうだということで、特に迷うこともなく、この屋号としました。
(若宮家の家紋。三つ星に昇り藤)
平成14年に若宮家が先祖について、歴史家やお寺さんへの調査を行ってまとめた文書があります。
それによれば、若宮の姓が享保の時代、初代若葉屋金兵衛と変わり、それから文政・天保の時代、6代目の若葉屋平蔵までが若葉屋を名乗る町人だったようです。
町人、若葉屋は高松仙場川付近に居を構え、海運業を営んでいたと言われ、明治維新の頃、私からすれば曽々祖父の代で姓を若宮に戻し、海運業から石炭の販売問屋へと転じたみたいです。
私の祖父も、私が小さかった頃、その燃料屋を高松で営んでいたので、代々、商いをやってきた血筋のようです。
そして平成26年、私がおよそ150年ぶりに若葉屋という屋号を使って、高松でゲストハウスを営もうというわけでございます。
Why “Wakabaya”?
Why our guest house is named “wakabaya”?
My family name is “Wakamiya” at present, but our ancestors in the Edo era called themselves “Wakabaya”.
This “Wakabaya” sounds something a Japanese traditional atmosphere for Japanese people.
We were going to make our guesthouse into a Japanese-style one, so we thought this name matches well with it.
(photo: family crest of Wakamiya)
According to historical research, during the 18th century, a merchant, “WAKABAYA Kimbei” changed their family name from “Wakamiya” to “Wakabaya” for the first time and the family had run a shipping business in Takamatsu until “WAKABAYA Heizou”, the 6th Wakabaya.
Then, around the Meiji Restoration, my great-grandfather renamed the family name from “Wakabaya” to “Wakamiya”.
Now, I’m going to open a new guest house in Takamatsu using the “Wakabaya” name for the first time in about 150 years.